すすきののど真ん中で天丼ランチ!老舗の技に舌鼓「天婦羅 やぎ」
すすきのの老舗天ぷら店「蛯天本店」さんが閉店したのは2018年3月末。なんと68年も営業していたそうです。
※オヨヨ通りに蛯天分店(南2西4)、札幌駅前に蛯天駅前店(北4西4)が営業を続けています。
多くのファンに愛された蛯天本店の味を守り続けた店主さんが今年すすきので再出発をされたと伺い、ランチをいただいてきました。
場所は南5条と6条の間の仲通り「新宿通り」、セイコーマートタカセ店の南向かいにある第21桂和ビルの1階です。
この界隈は夜のお店が多く、ビルの中はやや薄暗くもの静かです。ビルのエントランスから入ってまっすぐやや右手側に暖簾を見つけました。
店内に入ると、右手側がテーブル席、左手側がL字カウンターになっています。一人なので勿論カウンター席に案内してもらいました。
カウンター席は天ぷらを揚げている様をかぶりつきで観られる上、揚げたてをそのまま店主さんにサーブしてもらえるいわば特等席です。
まず本日のお目当てのランチメニューは以下のとおりです。
昼膳(11:00〜14:00)
天丼(1650円)
蛯2尾・きす・いか・春菊・南瓜・他一品の天丼(味噌椀、香の物つき)かき揚天丼(2100円)
かき揚の天丼(味噌椀、香の物つき)蛯天丼(2100円)
大蛯4尾の天丼(味噌椀、香の物)天婦羅定食(1650円)
蛯2尾・きす・いか・春菊・南瓜・他一品
ご飯、味噌椀、香の物蛯天婦羅定食(2100円)
蛯5尾にご飯、味噌椀、香の物天婦羅膳(3000円)
蛯2尾・きす・いか・春菊・南瓜・他一品
茶碗蒸し、小鉢、酢の物、ご飯、味噌椀、香の物、水菓子天婦羅盛り合せ(5000円)
蛯2尾・穴子・きす・いか・春菊・なす・南瓜・椎茸・蓮根
夜のメニューにも天婦羅とご飯などがセットになったご膳があって3500円〜と比較的リーズナブル。
お刺身や茶碗蒸しなどの一品メニュー、単品の天婦羅メニューや季節のおすすめメニューなどもあります。
ちなみにドリンクはキリン一番搾り(中ジョッキ550円小グラス340円中瓶530円)や、日本酒各種一合360円〜、焼酎、ウィスキー、ワインから果実酒まで豊富に取り揃えています。
本日は初回ということもあり、1番最初のメニュー天丼を注文。
目の前で次々と天ぷらが揚げられていきます。もちろん華揚げ(花揚げ)の様もまじまじと眺めちゃいました。
待つこと10分ほどで天丼がやってきました。
天丼(1650円)
具材は蛯2尾・きす・いか・春菊・南瓜・ピーマン。美しく揚げられた天ぷらがこれまた美しく盛りつけらています。
ランチ天丼には味噌椀と香の物がついてきます。味噌椀はなめこでした。
すぐにかきこみたいのをグッと我慢して、右側から眺めてみます。
エビ(左側)の下にナスやカボチャ、その下にキスが見えます。エビやキスは衣が花びら状についているのがわかります。
左側から見た天丼様。春菊の青みがきれいですね。
と言うことでひととおり舐めまわすように天丼を目で味わったらいよいよ実食です。
まずはエビ天から…
香ばしい風味の衣の中にプリッとしたエビの食感が閉じ込められています。衣の美味しさや歯ごたえ、風味を味わったあとに、突如生き返るかのように飛び出てくる具材(タネ)。おいしい天ぷらはさながら魔法のようです。
タレはあっさりめでご飯もやや少なめですが、その分天ぷらをじっくり味わいながらゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。
食べ進めているうちに、単品メニューに「とうきび」の天ぷらを見つけました。
そういえば、夏の北海道で外せないグルメメニューの一つ、とうきび天を今年は食べ損なっちゃったなぁと、急いで追加注文。
とうきびの天ぷら(500円)
夏が旬のとうきび、焼きや蒸しも美味しいのですが、天ぷらにすると甘みとジューシーさが増してさらにさらに美味しくなります。
お好みで塩をつけていただきます。
食材のポテンシャルを一段と引き上げる巧の技をすすきののど真ん中で真っ昼間からいただけるという贅沢体験の出来る「天婦羅やぎ」さん、オススメですよ!
(追記)あとで得た情報ですが、何と平日ランチのみ1,000円天丼がある模様です。具材は少し減っちゃいますが(蝦・魚2・野菜・海苔|味噌汁、香の物付き)、それでもお得ですよね。