(札幌すすきの)羊骨✕煮干し!ミシュラン料理人とラーメンマニアの若者が挑む品質に拘った繊細な一杯「麺や ICHI」
すすきのに羊骨を使った珍しいラーメン店がオープンしたとのことで早速行ってまいりました。
これまで50件以上のススキノエリアのラーメン店の食レポをアップしてきました。
麺や ICHI
(南6西4|ラーメン)
こちらはミシュラン一つ星を獲得した日本料理の名店「みえ田」店主・三枝展正さんがプロデュースし、1000杯以上のラーメンを食べ歩いた大学生・盛大地さんが店主を務めるラーメン店です。
場所は札幌市中央区南6条西4丁目、駅前通りに面するプラザ6・4ビルの2階。
すすきの駅からは徒歩4分ほど、中島公園駅からもアクセスが良いです。
南6条といえばここ数年でラーメン店が一気に増えた激戦区なんです。
正面入口の右側にある外階段を登って一番奥にあります(建物内側からも入れるよう入り口は2箇所あるようです)。
店内はL字カウンターのみの立ち食いスタイル。ラーメンの立ち食いってありそうでなかったのでコレは新鮮!5〜6席ほどの狭いお店ですが、立ち食いだから回転も速そうです。
1席ずつ木のお盆とお箸、レンゲ、そしてメニューが置かれています。
ラーメンの種類は2種類。汁ありの「にぼし羊骨中華そば(800円)」と汁なし「北海道産 羊肉まぜそば(800円)」があります。
長崎産イワシ、アゴ(トビウオ)、日高昆布のかしら新ひだか町三石磯貝嘉市商店(明治時代から続く老舗昆布漁師)に道産羊の羊骨を使った贅沢なスープが大きな特徴。
この他にもICHIオリジナル配合麺、道産羊ランプ肉のチャーシュー、佐賀有明海直送の一番海苔と食材は産地・ブランドにこだわり抜いた究極の1杯を目指して作られています。
サイドメニューもシンプル。美唄ゆめぴりか・栗山ななつぼし・特性ブレンド(東川町松家農園発芽七穀米)のご飯(小100円中200円大300円、羊チャーシュー、タンスモーク、ソーセージ(各500円)です。
チョイ飲み用でしょうか?アルコールドリンクもモルツ小瓶、角ハイボール、檸檬サワー(各500円)と若干ですがあるようです。
今回は初めてということもあり、魚介✕羊骨のスープのある汁ありのラーメンをチョイス!
にぼし羊骨中華そば(800円)
逆富士山型の丼ぶりにきれいに盛り付けられた見た目にも美しい一杯です。
煮干し系といえばススキノでは「ふじ屋 NOODLE」さんや「極煮干し本舗」さんが有名です。
具材はメインのチャーシューの他に海苔、青ネギ、玉ねぎと珍しくタケノコです。四季を感じられるよう春アスパラなどの旬の具材が季節替わりで載るそうです。
煮干しと羊って合うの?と思っていましたが、羊の臭みは全くなく、煮干しや昆布の魚介系の味わいとマッチした繊細なブレンドになっています。上品な和食のお椀のごとく味わい深く美味しいです。
麺は食感の残る細ストレート麺、スルスルと啜れて噛むと小麦の風味が香ります。スープの繊細さも邪魔してません。
羊ランプ肉チャーシューがめちゃ柔らか美味い!箸で切れるくらいのトロトロホロホロ感です。この羊チャーシューだけでもかなり飲まさりそう!
特製ブレンド(小100円)
東川町松家農園発芽七穀米を使ったブレンド米のご飯。ラーメンとの相性もさることながら、残ったスープを合わせてお茶漬け風?にして食べるとさらにGOOD!
北海道を代表する日本料理人とラーメンマニアの若者が挑む品質に拘った繊細な一杯。未食の方は是非!